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6階
 当館は6階建てとなっております。受付でスリッパに履き替えていただき、まずはエレベータで最上階へお上がりください。6階は展望室となっており、勝山市や大野市の街並み、国史跡の平泉寺旧境内、縄文時代の三室遺跡、美しい山々などを一望できます。

     
 美しい雪景色  平泉寺旧境内を見下ろす  日本百名山荒島岳
 
 6階平面図
5階
 5階は白山平泉寺の歴史を、画家の金栄健介さん(植物細密画の第一人者、山岳画家)の手による数々の美しい絵画で学ぶことができます。

 白山平泉寺は奈良時代ころから、越前から白山へ修行のために登る「禅定道」の入口としてできたと言われています。人々に白山信仰が広まるにつれて平泉寺も勢力を伸ばし、広大な境内を持つようになりました。室町時代ころの全盛期には、平泉寺を中心に8,000人から10,000人ほどの人が住む大きな町となっていたと言われています。しかし平泉寺は戦国時代の天正2年(1574)一向一揆との戦いに敗れ、全山が焼失してしまいました。しばらくして復興されたものの、往時の勢力を取り戻すことはなく現在に至っています。


 
 全盛期の平泉寺六千坊  林泉貴女示現  5階平面図
4階
 4階には展示ホールと中国清時代の民間刺繍工芸品の展示室があります。

 展示ホールは特別展覧会の会場となるほか、茶会の会場などにもなります。通常は、勝山の歴史をパネルや遺物を通して展示・紹介しています。旧石器遺物、平泉寺の出土遺物、旧勝山城の発掘遺物などが展示されています。また、大正から昭和にかけて全国の書き方手本を揮毫したほか、日展会員としても著名な書家西脇呉石の紹介として、教科書や書画作品を展示しています。

 中国刺繍の展示室では、当館が所蔵する中国清時代の刺繍工芸品約800点のうちの150点ほどを常時展示しています。こちらも定期的に展示替えを行っております。この中国刺繍コレクションは、中国文豪魯迅の孫である周令飛氏から寄贈された資料で、中国でも数少なくなった清時代の刺繍コレクションです。

     
 展示ホール(特別展示室)  中国刺繍展示室  4階平面図
3階
 3階は創立者多田清さんによって全国から収集された武具や屏風を中心としたコレクションを展示しています。これだけの数の甲冑を一度に見られる博物館は県内では他にありません。また、館蔵の「川中島合戦図」と「賤ヶ嶽合戦図」は全国でも貴重な近世屏風です。資料の保護のため定期的に展示替えを行っているほか、全国の博物館での展示に貸し出されています(展示品詳細についてはお問い合わせください)。

     
 展示室風景  変わり兜の展示  刀剣の展示
 
 3階平面図
2階
 2階には洋画家の今井俊満さんによる大障壁画「日本の四季」を見ることができます。アンフォルメルの巨匠が新たに開拓しようとした「花鳥風月」シリーズの傑作です。障壁画前では、年数回各種コンサートが開かれるほか、特別展覧会等で講演会の会場としても利用されています。

 また、平成30年からは勝山市の下袋田区で左義長祭りの際、実際に使われていた左義長櫓の実物が展示されています。常時櫓を見て触れることができるのは当館だけとなっています。

 この他にも、茶会や会議などの催しに使われる和室や来賓室があり、一般の方にもご利用いただけます(要事前申し込み)。

   
 障壁画「日本の四季」  蘭月の間(和室)
   
左義長櫓 2階平面図
1階
 1階には受付、勝山城博物館の100分の1模型、多田清さんの遺品を展示するコーナー、勝山城建設の記録映像コーナーなどがあります。図録や絵はがきなどのミュージアムグッズもこちらで扱っています。
   
 勝山城100分の1模型  1階平面図